月が太陽を覆い隠す天体ショー
2009/7/127月22日、今年最大の天体ショー「皆既日食」が起こります。
ニュース等で、しっているかたも多いと思います。
日食とは、月が太陽を覆い隠す現象です。
太陽は月の400倍もある大きな天体ですが、地球からの距離が、
たまたま月までの距離の400倍であるため、見かけの大きさがほとんど
同じになっています。そのため、月が太陽を覆い隠すことがあります。
太陽を完全に覆い隠すのが皆既日食、一部だけ覆い隠すのが部分
日食です。皆既日食では、普段見ることのできない現象が起きます。
太陽の外側に広がる希薄なコロナが現れたり、地上が夕闇のような
暗さになって、空に惑星や一等星が現れたりするなど、実に神秘的です。
そんな感動をもとめて、皆既日食のたびに世界中の天文ファンが出かけ
ます。日本の陸地で皆既日食が見えるのは、1963年7月21日の北海道
東部で起きた皆既日食以来、実に46年ぶり。ただ残念なのが、皆既日食
が見られるのは奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部、硫黄島
など、ごく限られた地域です。
ほかの場所では、月が太陽の一部を覆い隠す部分日食となります。
皆既日食ほど劇的ではありませんが、欠けた太陽を観察してみましょう。
ただし、太陽を直接見るのは厳禁。日食観察専用グラスか、ピンホール
を通して太陽を投影するなど間接的な方法で楽しみましょう。
一番のお勧めは木漏れ日観察です。木漏れ日そのものがピンホール
効果となって、欠けた太陽の像が地面にたくさん投影されるはずです。
その日は、晴れればいいなぁ~