2011/10/1
外構工事について色々書いてきましたが、ここでまとめてみたいと思います。
外構工事とは、エクステリアとも呼ばれたていますが、建物と住宅設備以外の外回りの工事全般を外構と言います。植栽などは、造園として区分されますが外構の一部です。これはどこに頼めばいいかわからない時はご相談下さい。
【外構工事の依頼時期について】
建物の計画を立てた時に平行して考えることが大事です。建物が建ってからで大丈夫や完成まじかでと思う方もいらしゃるとおもいますが、計画通りの外構ができなくなる可能性があります。水道メーター・桝・浄化槽などの障害で思い通りにできないこともあります。移設にしても余計なお金がかかりますので、早めの打ち合わせが必要です。
※建物配置計画・一階の平面図・敷地図が打ち合わせに必要です。依頼時期はこれがそろってから早めに依頼することをお薦めいたします。
依頼前には、雑誌やまわりの外構を参考に理想の計画を立てておきます。雑誌などは、良い所を乗せているのでびっくりしてしまう金額になりますのであくまでご参考までに!
【ゾーニング】
ゾーニングは外構をどうするかの第一歩です。ラフ書きで結構ですので、駐車スペースをここにやお庭のスペースをと言う感じでだいたいの構想を練り上げます。そうすることにより打ち合わせがはかどります。(雑誌などのイメージでこれでもいいかもしれません)
【ライフスタイルのイメージを考える】
今後の家族構成を考える時に、現在の家族構成ではなく何年後か先の家族構成を考えるのも大事です。
お子様の誕生と成長、ご両親との同居など、ご家族が増える場合や逆に減る場合もあります。そして、老後などのバリアフリー化など、その状況に応じた外構プランが必要です。ライフスタイルはご家庭によっていろいろです。どのようにライフスタイルを過ごすか是非話し合って下さい。建物も、外構もプランのスタートはこれからです。
【大まかな外構予算を決める】
予想以上に住宅にお金がかかったり、外構のことを見落としていたなどということはよくある話ですが、理想の外構を作るには結構お金がかかります。あらかじめ予算計画をし、外構予算をきちんと決めておくことも大事です。
【参考までの外構スタイルについて】
シンプルモダン:シャープな直線的なスタイルで、白と黒を基調としたモノトーンの無機質感が特長。アルミやステンレス、コンクリート、四角いタイルや白い砂利などを活用すれば家を引き立てることができます。
ナチュラルモダン:シンプルモダンの機能美に自然素材取り入れたスタイルです。暖かいアースカラーを基調に、木材や磁器などを使用します。アルミ+木質の門扉やフェンスが調和する暖かみのある外構スタイルです。
イタリアンモダン:自然に囲まれた山岳地・北イタリアの風景をイメージ。磁器質タイルを使ったアプローチ、シャープなラインの重ね壁など、ビビットカラーのワンポイントで表情豊かにするのもいいかもしれません。
南欧風:南仏プラヴァンスの素朴な民家をイメージしたスタイルで、暖色系の塗り壁やオレンジ系のレンガが特長で人気があります。繊細な曲線的な鋳物門扉やフェンスを組み合わせれば、まさに南欧風です。
アーリーアメリカン:横張りサイディングの住宅に代表される、アメリカ開拓時代の伝統的な様式です。色は白やパステルが基調。腐食に強いアルミフェンスもあるのでそちらをお薦め。
和洋折衷:四季のある日本の風土から生まれた和の美意識に、現代的なシンプルさを加えた折衷スタイルです。幅広い層に受け入れられる落ち着きと安定感ある魅力的なスタイルです。
その他、まだまだありますがあくまで参考ですので、自分だけのオリジナルな外構スタイルをめざすのもいいかもしれません。
スタイルも住宅外観に合わせるのが基本的ですが、対称的でもいいと思います。
ですから、住宅の外観を決めるのも後々の外構工事のスタイルがほぼ決まりますので、住宅の計画と一緒に考えることが大事なポイントです。