ブロック塀の安全を考える

2011/7/17 (日) Posted in 外構お役立ち情報,
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 安心安全な外構を考えましょう

ブロック塀の安全性を考えると実際単価自体が大幅にアップしてしまいます。
なぜかと言いますと、軟弱地盤における地盤からの地耐力を考慮し(建築時には地盤調査
結果を基に杭や改良を行っています。)設計した場合、鋼管杭や地盤改良・置き換えなどの
費用がでてきます。

お客様の大半の方は安さを求め、見積りも安い方に決めると思います。そこで、通常では
鉄筋を組立てて(L型)施工をする所を差し筋(その名の通り鉄筋を差すだけ)で施工し、基礎
コンクリートも厚さと幅をとらずに工事を行い、必要とされるところの(ブロックの空洞部分)モル
タル充填もきちんとしないなどがでてきます。

こういった部分を手を抜き、単価を下げている為、安く見積りを出すことができます。地盤の改
良などは通常考えませんが、あまりにも軟弱な場合は考慮する必要があるため、コストがかさ
みます。

建築基準法に基づいてブロック塀の安全を考えると、現在のブロック塀は、ほとんど基準を満た
しているブロック塀はありません。ブロック塀は地域により、町や市により高さ制限や道路境界
から何メートル離して作るようになどの規制があります。

このように制限があるにもかかわらず施工したり、デザイン性を高めるためにスクリーンブロック
や風窓をあけたり空洞部分を作りますが、あけ方によってはブロック塀の倒壊につながります。
強度、設計上では入れてはいけない所があります。家の構造と一緒で骨組を抜くのと同じ考え
です。

見積りが安いのが一番ですが、構造もきちんとした安心で安全なブロック塀を考えてみてはい
かがでしょうか?

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